kes労働衛生レポート
更年期障害と有害業務について
当社では、電気製品の基板のハンダ付け作業について、鉛健康診断と作業環境測定を行っています。血液中鉛量と尿中デルタアミノレブリン酸の分布区分は、毎回いずれの項目も全員が分布『1』であり、また作業環境測定結果も第1管理区分となっています。
ハンダ付け作業者の多くは更年期の女性ですが、最近この女性たちが、更年期障害によると思われる体の不調を鉛の影響と思い込み、ハンダ付け作業に対する不安感が職場全体に蔓延し、一部の作業者は病院で受診までしています。
労務担当者が鉛健康診断、作業環境測定結果をもとに、ハンダ付け作業による体への影響は考えられない旨説明しても信用されずに困っています。
つきましては、どのように対処したらよいか教えて下さい。