kes労働衛生レポート
リスクアセスメント:リスクの見積り〔粉じん〕
厚生労働省の化学物質・粉じん、騒音、暑熱に関するリスクアセスメントのすすめ方に基づき粉じんのリスクの見積りを行う場合、取扱量の区分と飛散性の区分(表.1)に関し、同一取扱量の区分で1000倍の差があること、また、現在実施している管理手法の区分(表.2)に関し、作業環境の管理区分が局所排気装置の設置状況・性能で決まることが多いことなどから、区分に際し戸惑います。
この手法は粉じんの測定手段がない場合には、簡便で有用と考えられますが、 直接、デジタル粉じん計を用いてばく露濃度を測定し、リスクの見積り(表.3)を行えば、簡便に、より確かなリスクアセスメントが行えます。