kes労働衛生レポート
騒音性難聴の聴力低下について
当社ではヒューム管を製造しています。製管機、インパクトレンヂによる型組み等の騒音の発生源があるため、以前から騒音の作業環境測定、健康診断を行っていますが、騒音レベルも高く、騒音の有所見者も多数います。
騒音対策を行うため、今回騒音の周波数分析を行ったところ、製管音では500Q~2000Hzの周波数域で、またインパクトレンヂによる型組み等音では1000~4000Hzの周波数域において、騒音の基準値を超えていました。
一方、騒音の健康診断時の聴力検査結果では、500~8000Hzの周波数域の中で4000Hzの聴力低下が目立っています。
騒音の聴力への影響は3000~4000Hzの音が最も大きいと聞いていますが、500~2000Hzの製管音におい4000Hzの聴力低下が最も大きくなるのでしょうか。