kes労働衛生レポート
ISO14001と労働衛生:VOCの排出抑制と作業環境の改善
経済産業省の「揮発性有機化合物(VOC)の排出実態調査」結果によれば、VOC排出抑制対策のメリットに占める割合は「作業環境の改善」が関東地域では51%、九州地域では49%を占め、次いで「事業者の信頼性の向上」が関東地域では28%、九州地域では24%「コストダウン」が関東地域では10%、九州地域では14%となっています。なお「作業環境の改善」は関東地域では回答した事業所の72%を占めています。
この調査結果からISO14001の環境側面「VOCの排出」の抑制対策が講じられた事業所では、その7割の事業所で併せて作業環境の改善が図られていることがうかがえます。