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kes労働衛生レポート
調査事例:防音保護具〔低周波域騒音の遮音〕
当社で騒音の周波数分析を行った音源の中から、主要な音域が125~500Hzの比較的低周波域である音源(低周波域騒音:図.1)に対するウレタンフォーム型の耳栓装着時の透過騒音レベルの試算結果を表.1 に示しています。
低周波域騒音の遮音において、耳栓に特に必要とされる要件は①材質の質量が適量であること、②耳孔の形状・大きさに応じ隙間なく装着できることです。
これらの要件を比較的満たす耳栓としてウレタンフォーム型の耳栓がありますが、比較的耳孔の大きい人では遮音効果が不十分となる場合があり、イヤーマフとの併用などが必要です。