

kes労働衛生レポート
作業環境測定:個人ばく露モニタリングとの相違
作業環境中の有害物の管理方法として、気中濃度を管理する方法(作業環境測定)とばく露濃度を管理する二つの方法があり、日本では行政的な判断で作業環境測定が採用されています。最近では、作業環境測定結果は特殊健康診断、リスクアセスメントの作業者のばく露の情報としても利用されています。
作業環境測定と個人ばく露モニタリングとは、下記表に示すような相違があります。作業環境測定を個人ばく露の情報として利用する場合は、作業環境測定の特性を十分に理解し、状況によっては作業環境測定を補完するための個人ばく露モニタリング等の測定を実施する必要があります。