私たちの仕事について
作業現場で働いている人や近隣の人たちの「健康を守る」ことが仕事です。
私たちの仕事は、職場環境における有害物質の調査を行うための計画を立て、サンプリングや分析を行うことです。また、作業場にて発生する有害物質の測定・分析だけではなく、必要に応じて作業環境改善案を策定するコンサルタント的な役割も果たします。これらを行うことで、作業場だけではなく、近隣の環境や大きく見れば地球環境の改善にも繋がる仕事をしています。
人と環境の健康づくりが私たちの使命
労働衛生の3管理の1つである作業環境管理は、製品の品質管理とともに企業活動において重要な役割を果たしています。言うまでもなく安全で快適な職場では、作業者は安心して働くことができ、労働意欲が向上して生産性のアップにもつながります。
また、有害物質を取り扱っている労働者が体内に摂取された有害物質によって起こる身体への影響を、尿や血液で検査する生物学的モニタリング事業も行っており、働く人々と周りに住む人達の健康づくりをサポートしています。
職場環境の調査・改善、生活環境の保全などの事業を総合的に展開しています。
3つの分析・測定で人と環境を守る仕事
【作業環境測定とは】
働く人の作業場や事務所などで、粉じんや有機溶剤、特定化学物質、鉛、騒音などを測定し、安全で快適に働けているかを測定します。
【環境計量証明とは】
企業活動において、企業から生活環境への環境有害物質等の発生・排出状況を公的に明らかにすることは重要です。当社では、計量法に基づいた環境計量証明事業の登録事業者として、水、大気、土壌中のさまざまな物質の濃度や騒音、振動などを測定し、証明書を発行します。
【生体試料検査とは】
労働者の体内の状況を検査します。職場環境や周辺地域への影響測定とは違い、労働者個人への影響を検査します。有害物質を取り扱っている労働者が有害物質にさらされていることにより、体内にどれだけの量が摂取されたか、もしくは体内に有害物質が摂取されたことによって起こる早期の身体への影響を、尿や血液で検査し評価します。
職場の状態を測定し、職場環境を改善する
当社の技術職は、お客様である企業等における大気や騒音などの環境測定を実施し、その後収集したデータの分析業務を行うことが仕事です。
企業によっては、健診は実施しているが作業環境測定は実施していないといった状況も多く存在します。そういった企業に対し、作業場の測定や作業者のばく露状況などを測定し、状況に応じて局所排気や全体換気を提案したり、保護具を販売したりすることにつなげます。
働く人たちの明るく健康的な職場づくりための総合的な衛生管理を支援することが当社の技術職の仕事です。
環境や健康のコンサルティング業務
当社では、様々な環境測定や分析だけでなく、その結果を基にお客様に効果的な環境改善、環境保全対策を提案します。
お客様の職場環境および従業員の健康について、労働衛生コンサルタントがコンサルティングを実施しながら現状にあったアドバイスを行い、環境マネジメントシステムである「ISO14001」の認証取得を支援していきます。
これも当社の事業で長年培われてきたバックボーンだからこそできること。
環境へのやさしさと思いやりを持って事業に当たることが当社に課せられた使命であると考えています。