kes労働衛生レポート
リスクアセスメント:第3種有機溶剤〔検知管法・評価指標〕
第3種有機溶剤は作業環境測定の義務付けがないため、作業環境測定等がほとんど行われていないこと、また多数の成分が混在することなどから、検知管法によるリスクアセスメントは簡便で有用な方法と考えます。
第3種有機溶剤7物質の評価の指標(関係主成分の許容濃度を参考に任意に設定した値)と測定に用いる検知管を示しました。
なお、検知管法は、妨害成分の影響を受けやすいこと、また、成分の分別定量ができないため、必要に応じガスクロマトグラフ分析法などにより測定することが望まれます。