kes労働衛生レポート
調査事例:ハンダ付け作業者〔鉛ばく露がないことの証明〕
A社でのハンダ付け作業者の集団としての血中鉛濃度(幾何平均値、幾何標準偏差)は、非ばく露者群と比較し差が認められません。
この結果から、A社では作業環境管理、作業管理が適切に行われていることがうかがえます。当該被検者数が多い場合、集団として評価することにより、ばく露の程度、作業環境管理、作業管理の状況などについて、有用な情報が得られます。
なお、非ばく露者でも検査対象物質が尿、血液などの生体試料中に存在する場合は、非ばく露者群との比較が必要です。