kes労働衛生レポート
50,000種類を超える化学物質等による健康障害の予防対策
職場での使用化学物質等(安衛法届出物質)は約57,000種類を数え、毎年新たに約500種類以上の化学物質等が職場に導入されています。
しかしながら、法令による規制物質あるいは有害性情報が得られる物質は、極一部にしか過ぎません。
ヒトの生体にとって異物である化学物質等は、程度の差こそあれ有害性を有しており、現時点では有害性が明らかでない物質についても、とりあえず一般的な化学物質等による健康障害の予防対策を講じ、有害性等が明らかとなった時点で対策を見直すことが望まれます。